子宮筋腫とは?
子宮筋腫とは、女性の約5人に1人の割合で発生すると言われている疾患で、妊娠して出産までの間に子供(胎児)が育つ器官である"子宮"にできる良性の腫瘍です。
大きさは小豆大のものから、直径数十センチを超えるものまで様々です。
特に30〜40代の女性に見られることが多いですが、悪性化する可能性は約0.5%程度と高いわけではなく、ほとんど無症状のまま経過していくことも珍しくありません。 |
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子宮筋腫の部位別名称
子宮筋腫ができた部位によって、名称は次のようになります。
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1.漿膜下筋腫
2.筋層内筋腫
3.粘膜下筋腫 |
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原因
子宮筋腫の原因ははっきりとは分かっていませんが、乳幼児や小学生にはほとんど見られず、高校・大学生になると徐々に見られるようになってくることから、卵巣ホルモンである"エストロゲン"が関与しているのではないかと考えられています。
⇒ 子宮筋腫の原因 |
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症状・痛み
子宮筋腫の症状には、
・生理痛がひどくなる
・生理の血の量の増加
・不正出血
・貧血
・腰痛
・便秘
・不妊
・早産、流産
・性交後の下腹部の痛み
など、様々な症状がありますが、必ずしも何らかの症状が見られるわけではなく、全く自覚症状や痛みが無いという場合も少なくありません。
⇒ 子宮筋腫の症状・痛み |
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検査法 (診査・診断)
子宮筋腫は一般的にほとんど症状がないことが多いため、気がつかずに過ごしている人が多く、健康診断や人間ドッグなどでたまたま発見されるケースがよくあります。
また、精密な検査を行う場合には超音波検査やMRI、内視鏡などが用いられます。
⇒ 子宮筋腫の検査法 (診査・診断) |
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手術・治療法
子宮筋腫の治療法には、主に薬物療法と手術の二つがありますが、経過観察を行い病状が改善方向に向かっている場合には、そのまま何もせずに様子を見ることもあります。
ただし、経過観察で筋腫の増大傾向が見られるような場合には、悪性化も考慮して切除手術が行われる場合もあります。
また、薬物療法には副作用の少ない漢方と、副作用のリスクは高いけれども高い治療効果が期待できるホルモン療法の2つが主にあります。
⇒ 子宮筋腫の手術・治療法 |
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子宮筋腫の手術費用
〇手術別
◆開腹手術の場合
約20〜25万円
◆膣式手術の場合
約20万円
◆腹腔鏡手術の場合
約20〜25万円
〇子宮を残す・残さない
◆筋腫核出術(筋腫のみを除去する)
約10万円
◆子宮全摘術
約20万円
〇その他
・集束超音波(FUS)・保険適用外
約40万円
・子宮動脈塞栓(UAE)・保険適用外
約40万円
上記の手術費用はあくまで目安であり、筋腫の状態や程度・病院によってかかる費用は異なります。
⇒ 子宮筋腫の手術費用 |
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術後の注意事項
子宮筋腫の術後には、出血や貧血を防ぐために重いものを持ったり激しい運動をしないことや、便秘にならないように特に気をつけるなど、いくつかの注意点があります。
⇒ 子宮筋腫の術後の注意事項 |
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漢方
子宮筋腫の治療に使われることがある漢方
・大黄牡丹皮湯 (ダイオウボタンピトウ)
・桃核承気湯 (トウカクジョウキトウ)
・桂枝茯苓丸 (ケイシブクリョウガン)
・加味逍遥散 (カミショウヨウサン)
・当帰芍薬散 (トウキシャクヤクサン)
・キュウ帰膠艾湯 (キキョウガイトウ)
漢方薬は子宮筋腫の治療に使用されることがありますが、漢方だけでは不十分な場合もありますので、服用に際しては必ず医師の指示を受けましょう。
最近では漢方を取り扱う病院も増えてきており、保険が使える場合もあります。
⇒ 子宮筋腫に効く漢方 |
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病院・名医の探し方
子宮筋腫が疑われる場合、まずは正しい診断を行うことが最も重要ですので、超音波検査やMRIなどの各種検査機器が揃った病院を選ぶことがポイントです。
また、そういった病院には名医と呼ばれる症例数が多く、経験豊富な医師がいることが多いのでご近所の口コミや先生の間での評判なども参考に名医を探してみましょう。
ただし、その際いくつか注意しなくてはならない点もあります。
⇒ 子宮筋腫の病院・名医の探し方 |
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子宮筋腫の大きさ
・鶏卵大
・ガチョウの卵くらいの大きさ
・握りこぶしの大きさ
・新生児の頭くらいの大きさ
・フットボールくらいの大きさ
これらは子宮筋腫の大きさを表しています。
(子宮筋腫の大きさは子宮全体の大きさを指します)
子宮筋腫が男性のこぶし程度の大きさになった時、手術という選択肢が見えてきます。
⇒ 子宮筋腫の大きさ |
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子宮筋腫の予後と再発
どの手術を行なったとしても、子宮を残せば再発する可能性も残ります。
もし筋腫が一個だけであれば半数の方が再発。
二個以上あれば8割以上の方が子宮筋腫を再発します。
年齢別に見ると、閉経がまだまだ先である20代〜30代の女性の方が、筋腫を大きくするエストロゲンの分泌の危険にさらされる期間が長いです。
ですから、若い世代の方は子宮筋腫が再発する可能性が高く、再発すれば再び筋腫が大きくなり様々な症状に悩まされることになります。
⇒ 子宮筋腫の予後と再発 |
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妊娠と子宮筋腫の関係
子宮を全摘出してしまえば、様々な子宮筋腫の症状から解放されます。
しかし妊娠を望む女性の場合、子宮は残さなくてはいけません。
しかし女性ホルモンが分泌されれば大きくなる子宮筋腫。
「子宮筋腫も気になるけれど妊娠もしたい。」
さて、筋腫があっても妊娠・出産は可能なのでしょうか?
⇒ 妊娠と子宮筋腫の関係 |
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子宮筋腫とピルの服用について
ピルに避妊効果があることは多くの女性が知っています。
さて、実はピルに期待できる効果は避妊だけではないということをご存知ですか?
実はもう一つ「副効用」というものがあるのです。
副効用とは、期待が出来る良い作用のことを指します。
・月経痛の改善・減少
・月経不順の改善
・ニキビの改善
・以下の疾患のリスク減少
卵巣のう腫
卵巣癌
大腸がん
子宮体癌
関節リウマチ
子宮内膜症
貧血
良性乳房疾患
子宮外妊娠
機能性卵巣嚢胞
良性卵巣腫瘍
骨粗鬆症
思いがけないほど様々な効果を発揮するピル。
実はさらに驚くべきことに、子宮筋腫に効果があると学会では認められているのです。
⇒ 子宮筋腫とピルの服用について
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